陸屋根の雨漏り原因とメンテナンス方法について
2023.08.31 (Thu) 更新
スミタイでは、雨漏り診断士や外装劣化診断士の資格を持ったプロが在籍しております!!
みなさん、こんにちは!! 屋根修理・防災・雨漏り修理専門店のスミタイの大野谷です。
ビルやマンションでは主流の屋根形状である「陸屋根」(りくやね・ろくやね)。近年ではスタイリッシュなデザインや陸屋根ならではのメリットが人気となり、戸建住宅でも普及してきています。快適な家づくりを目指すには陸屋根のメリットだけでなく、デメリットもしっかりと考慮することが大切です。
陸屋根は、日頃のメンテナンスが重要になってきます。陸屋根は、雨漏りがしやすいというデメリットがあります。
その理由は、「屋根がフラットな形状である」という点があげられます。 一般的な三角屋根は勾配があるため雨水が流れやすいです。 しかし、陸屋根はフラットな形状なため雨水が屋根上に溜まりやすくなります。
そこで今日は、陸屋根の雨漏りの原因とメンテナンス方法についてお話をさせていただきます。
陸屋根の雨漏りの原因とは
住宅建築用語の「陸屋根(りくやね・ろくやね)」は、平屋根(ひらやね)やフラット屋根とも呼ばれ、屋根勾配のない平面な屋根のことをいいます。
屋根というと傾斜のある「三角屋根」をイメージする方も多いと思いますが、陸屋根は傾斜がなく人が歩いたり、物置として使用したりできるまさに平らな「陸」であることから陸屋根と呼ばれています。
他の屋根と違って屋根材でカバーされていない陸屋根は、防水効果を持つシートや塗膜によって表面が保護されています。このシートや塗膜で作られた層を「防水層」と呼びます。
陸屋根で雨漏りが起こる原因は、主に以下の内容です。
この防水層があるからこそ、雨が降っても建物内部に雨水が浸入することなく屋根としての役割を果たせているわけですが、防水層に異常・不具合が発生すれば「屋根」としての役割を果たせなくなり、建物の躯体に直接雨水が当たることにより室内への雨漏りへと発展します。
防水層の経年劣化
①シートの剥がれ
ラップ部分(シート結合部)、排水ドレン周り、パラペットの立ち上がり部分といったシートの端部分は特に剥がれによる雨水浸入のリスクが高いと言えます。
②シートの膨れ
すでに下地にまで水分が到達し、雨漏りがしている状態です。膨れが見られる箇所は防水層が破れやすい状態とも言えますので早急なメンテナンスが必要です。
③目地の劣化
アスファルト防水の押さえコンクリートには伸縮目地としてコーキングが充填されています。建物の揺れに対応するためのクッションの役割がありますが経年劣化による目地の亀裂や剥がれが見られるようになります。
④シートの亀裂・破れ
防水層の補修とメンテナンス
トップコートとは防水層の劣化を防ぎ、保護するために塗られる塗料のことを言います。
建物の防水機能は防水工事によって形成された防水層によって守られていますが、屋根の上は常に紫外線や雨風の影響を受けています。こうした自然環境によるダメージを受け続ければ防水層が劣化し、防水機能を失ってしまう事になりますよね。そこで防水層にトップコートを塗布することで防水層を保護し、劣化を軽減させる役割を持つのがトップコートという事なのです。
防水層の不具合発生を防ぎ、雨漏りからお住まいを守るために5年に一度の間隔でトップコートの塗り替えを行いましょう。
小まめなドレン排水の清掃も重要になります
常に紫外線や雨風の影響を受け続ける陸屋根の防水層の耐用年数は環境によって前後しますが、現在雨漏りでお困りの方で防水層が耐用年数を迎えてしまっている場合は新たに防水工事を行うことを強くお勧めします。
まとめ
どんな屋根であったとしても日頃から紫外線や熱、雨風などの影響を受け、経年による劣化が起こるため必ずなんらかのメンテナンスが必要となります。
また現在陸屋根にお住まいの方で雨漏りにお困りの方もぜひお気軽に当社にご連絡ください。
現在の屋根の状態を正確に判断した上で、どういった防水工事が最適かをご提案いたします。
現場調査、お見積もり、ご相談まで無料です(*’▽’) どうぞお気軽にお電話やメールでご連絡くださいませ。
お客様の目でもその場で屋根や外壁の状況を確認できます!!