宇都宮市にて現場調査!!強風で棟板金が飛散してしまった…|栃木県宇都宮市 屋根工事・瓦・雨漏り修理の外装専門店のスミタイ(住泰)
みなさん、こんにちわ(^^)/
地域密着の屋根・外壁の外装リフォーム専門店のスミタイです✨✨
スミタイは、塗装の専門でもあり、ガルバリウム鋼板などのカバー工事、板金の専門店でもあり、瓦の葺き替えや積み直し、耐震工法なども対応できる外装すべての専門店です?
みなさん、こんにちは!!
本日は、先日24日に発生した強風の影響で宇都宮市にお住まいのお客様より「先日の強風の際に屋根の板金が飛散してしまっている」とお問い合わせを頂きました。
早急に現場調査に向かわせていただきました!!
その現場調査の様子をご話させていただきます。
まずは棟板金(むねばんきん)はどのこの場所?なのかをご説明させていただきます。
目次
棟板金(むねばんきん)とは?
主にスレート(カラーベスト・コロニアル)系の屋根を留めている金属部分のことを指しています。画像をご覧いただければ分かるように、屋根と屋根の面が合わさる山状(角)の接合部分、ここを覆って雨水の浸入を防ぎ、なおかつ屋根材を固定している金属を「棟板金」と呼びます。
棟板金の構造
棟の構造としては、下から葺きあげられたスレートなどの屋根材を貫板(ぬきいた)という板でおさえ、上から棟板金をかぶせて雨水の侵入を防いでいます。
この棟板金は横から釘で固定されているのですが、棟板金を止めている釘は、築7~10年で抜けてきてしまいます。棟板金を劣化させる原因になっていきます。
宇都宮市で強風により棟板金が飛散してしまった現場調査の様子①
棟板金は強風で煽られてしまい棟板金は落下までいたりませんでしたが、貫板は腐食していたために一部が落下していました。ご近所の迷惑になる、人にぶつかるなどの二次被害がなくて良かったです。
棟板金を固定している釘も浮き始めていました。釘が刺さっていた中の貫板(芯木)も劣化が進むと、このような病状が出てきます。(下写真)。
貫板を見てみると、腐食が進み、様々な部分が欠けたり、無くなったりしています。
強風で浮き上がってしまい、屋根材との間に隙間ができてしまっています。ここから雨水が浸入すると、雨漏りしてしまいます。
宇都宮市で強風により棟板金が飛散してしまった現場調査の様子②
2件目の現場調査の様子です。
上の写真でもお分かりになりますように、強風に煽られた棟板金の一部は落下し、他の部分は根元から折れ曲がっていました。
こちらのお宅では板金と貫板が地面に落下していました。二次災害などはなかったようでした。
釘が浮いていることが確認できました。
屋根材の一部が欠けていました。
今回の2件のお客様は、風災被害での被害は確認できた症状でしたので火災保険を申請しての復旧工事と築年数が経過している点を考え屋根全体のメンテナンスのご提案も合わせてご提案をさせて頂きました。
棟板金の剥がれや飛散の原因とは?
①釘の浮き
その原因は板金を貫板に取り付けるときに使用した「釘」が「浮いてくる」ことによって引き起こされているのです。想像していただくとどなたでもお分かりいただけると思うのですが、貫板に固定するための釘が浮いてしまえば板金の固定力が弱まりますよね。当然板金自体が浮いてきてしまいます。軽度な状態であれば風が吹いてもパタパタと煽られる程度で済みますが、徐々に釘の劣化がいたるところで出てくると棟板金全体の固定力が弱まり、浮いてしまいます。このような状態のところに強風や台風が吹くことで飛散や剥がれへと発展してしまうのです。
なぜ釘が浮いてくる?抜けてくるの?
築7~10年すると、大抵のお家で棟板金を固定する釘が抜けてきます。釘が抜ける原因は、棟板金の“熱膨張”にあります。
“熱膨張”とは金属が熱で温められた時に膨張が起きる現象です。棟板金は金属のため、日に当たると太陽の熱で膨張し、夜気温が下がると収縮します。
膨張するときは釘も一緒に引っ張られますが、収縮するときは板金だけが収縮して、長い間膨張・収縮を繰り返すことで、徐々に釘が抜けてきてしまいます。
②貫板の劣化・腐食による影響
最大の原因は棟板金を固定している木製の貫板の劣化や腐食です。釘の浮きや錆によって釘穴が広がってしまったなど不具合が発生するとその部分から棟板金の内部に雨水が浸入してしまうことになります。棟板金は屋根の上にあり、雨を遮るものがないため当然雨の影響を直接受けてしまいます。特に木製の貫板にとって水分は大敵で、長期間にわたって浸入された雨水が貫板の劣化を早まらせることになります。当然腐食し、もろくなった貫板は釘を固定する力を失い、全体的な釘の浮きや抜けにも直結します。貫板が腐食してしまえば「浮いてしまった」「抜けてしまった」釘の打ち直しをしたところで貫板に釘を固定する力はありませんから、浮きや抜けなど同じことを繰り返すだけなのです。
台風や突風など風災の原因による棟板金交換は火災保険が適用できることもあります
火災保険は、火災による被害だけでなく、水災や風災、雪害など幅広く備えられる保険です。
その名称から、いかにも「火災のときしか申請できない」というイメージを持ってしまいがちな火災保険。
実は、火災でなくとも、風害、雪害などの「自然災害で破損した建物」の場合、ご加入中の火災保険が適用される場合があるのです。
もし棟板金の剥がれや飛散が台風や強風によるものであれば火災保険を適用し、費用を抑えて交換工事が行える可能性もあります。突発的な被害の修復に保険が使えたら大変ありがたいことですよね。スミタイでも保険適用による棟板金工事をこれまで数多く対応してまいりました。火災保険を使った棟板金交換についてもご遠慮なくご相談ください!!
現場調査、お見積もり、ご相談まで無料です(*’▽’) どうぞお気軽にお電話やメールでご連絡くださいませ。
お客様の目でもその場で屋根や外壁の状況を確認できます!!