
ベランダから起こる雨漏りの対処方法とは!? パナホームのベランダ修理事例紹介|栃木県宇都宮市 屋根リフォーム・雨漏りならスミタイへ
地域密着の屋根修理・雨漏り修理専門店のスミタイです✨✨ スミタイでは、雨漏り診断士や外装劣化診断士の資格を持ったプロが在籍しております!! 栃木県宇都宮市を中心に屋根工事・雨漏り修理を行っているスミタイです。 今回は、**パナホーム(現:パナソニックホームズ)**の住宅で実際に発生した「ベランダからの雨漏り」について、現地調査の内容から施工方法、再発防止のポイントまでを詳しくご紹介します。 ベランダやバルコニーの雨漏りは、屋根や外壁と比べて見落とされやすい箇所です。 しかし、ひとたび不具合が起こると、室内への雨漏りだけでなく、構造材の腐食など深刻な被害につながるケースも少なくありません。同じようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。 パナホームのベランダからの雨漏り現場調査 今回ご相談いただいたお住まいは、築約29年のパナホーム住宅です。お客様からは、 雨が降るとベランダ下の天井にシミが出る 強い雨のときにポタポタと水が落ちてくる 以前に簡易的な補修はしたが改善しなかった といったお悩みを伺いました。 ベランダは「防水されているから大丈夫」と思われがちですが、実際には紫外線や風雨の影響を強く受ける場所です。築20〜30年ほど経過すると、防水層の劣化や下地の傷みが進行していることも珍しくありません。 ベランダの現場調査をさせていただきますと、一見、問題ないように見えますが下地がフカフカしてしまっている状態でした。放って置くとベランダだけではなく建物にも影響及ぼしてしまいます。この症状はベランダの床を支える下地に損傷が起きていますので、一度既存の防水層と下地を剥がして下地を再作成して防水工事をやり直す必要があります。 またベランダの外壁材も雨水の影響で外壁材の表面が剥がれてしまっている箇所がありました。 このシートの下はベニヤなど木材の構造となっており、侵入した雨水が木材に浸み込み、腐食します。実際に床を剥がしたら木材は写真のように腐食していました。 今回、下地も張り替えてシート防水密着工法で工事をさせていただきました。 現地調査で分かった雨漏りの原因 まずはベランダ全体の状態を詳しく調査しました。表面上は大きな破れや穴は見当たらず、一見すると問題がないようにも見えました。しかし、細かく確認していくと、次のような問題点が見つかりました。 ① 防水層の劣化 既存の防水層は経年劣化により硬化し、部分的に浮きやひび割れが発生していました。この状態では、防水層の下に雨水が入り込みやすくなります。 ② 下地木材の腐食 防水層をめくってみると、内部の下地木材が雨水を吸って腐食している箇所が確認できました。木材が腐ると強度が落ちるため、防水をやり直しても十分な効果が得られません。 ③ 立ち上がり部・端部の防水不良 ベランダの床と壁が立ち上がる部分や、サッシ周りは特に雨水が侵入しやすいポイントです。今回はその端部の処理が不十分で、そこから水が回り込んでいる可能性が高いと判断しました。 なぜベランダの雨漏りは再発しやすいのか ベランダの雨漏りが厄介なのは、原因が一つとは限らない点です。 表面の防水層の劣化 内部下地の腐食 排水不良(ドレン詰まり) サッシや外壁との取り合い部分の不具合 これらが複合的に重なっているケースが多く、表面だけを補修しても根本解決にならないことがあります。今回も、単なるトップコート塗り替えでは再発リスクが高いため、下地からしっかり改修する方法をご提案しました。 採用した施工方法:塩ビシート密着防水工法 今回のベランダ防水には、塩ビシート密着防水工法を採用しました。この工法は、耐久性・防水性に優れており、ベランダや屋上防水で多く使われています。 塩ビシート防水の特徴 紫外線や熱に強く、耐候性が高い 防水層が均一で、施工後の品質が安定しやすい 適切な施工で長期間の防水性能が期待できる 特に、既存建物の改修工事では信頼性の高い工法です。 施工の流れを詳しく解説 ①既存防水層・下地の撤去 まずは、劣化した既存防水層を撤去し、内部の状態を確認します。腐食が進んでいる木材はすべて取り除きました。 ②下地木材の補修・張り替え 新しい木材を使用して下地をしっかりと補強します。この工程を丁寧に行うことで、防水層の持ちが大きく変わります。 ③ 下地調整・清掃 防水シートを密着させるため、下地の凹凸を調整し、ゴミやホコリを除去します。見えない部分ですが、非常に重要な工程です。 ④ 塩ビシートの貼り付け 専用の接着剤を使用し、塩ビシートを下地にしっかり密着させていきます。継ぎ目部分は特に慎重に施工します。 ⑤ 立ち上がり・端部のシーリング処理 床と壁の境目、サッシ周りなど雨水が入りやすい箇所には、シーリング材を充填し、防水性を高めます。 ⑥ 最終確認・仕上げ 施工完了後は全体をチェックし、浮きや隙間がないかを確認して完了です。 施工後の状態とお客様の反応 工事完了後は、見た目もきれいに仕上がり、防水性能も大幅に改善されました。後日、雨天時の確認でも雨漏りは一切発生せず、お客様にも大変安心していただけました。 「原因を写真で説明してもらえたので分かりやすかった」「しっかり直してもらえて本当に良かった」とのお声をいただいています。 まとめ:ベランダ雨漏りは早めの点検が重要 パナホームをはじめとするハウスメーカー住宅でも、築年数が経過するとベランダ防水の劣化は避けられません。特に、 築10年以上経過している ベランダ下にシミが出ている 過去に部分補修をしている といった場合は、早めの点検・調査をおすすめします。 スミタイでは、雨漏り診断・現地調査・お見積りは無料で行っています。ベランダや屋上の雨漏りでお困りの方は、お気軽にご相談ください。 ★雨漏り無料診断、お見積もりはスミタイまで!! 現場調査、お見積もり、ご相談まで無料です(*'▽') どうぞお気軽にお電話やメールでご連絡くださいませ。
2025.12.16 更新
















