台風の強風や大雨に備え、屋根や雨漏り被害の対策をしましょう!!
スミタイでは、雨漏り診断士や外装劣化診断士の資格を持ったプロが在籍しております!!
みなさん、こんにちは!! 屋根修理・防災・雨漏り修理専門店のスミタイの萩嶌です。
台風13号発生し、今週金曜日から土曜日にかけて栃木県にも影響があります。
秋雨前線、台風シーズン到来で、今週は猛烈な雨や不安定な天気が続いています。
台風はいつ発生するか分からない…台風での大雨や強風による被害は恐ろしいものです…
台風の強風や大雨の影響で、建物や構造物に対して大きな力を及ぼし、屋根の飛散や倒壊、建物の損壊を引き起こすことがあります。
台風シーズン、梅雨シーズンになると「台風の強風や大雨で建物被害を受けてしまった」というお客様からのご相談が多数寄せられますが本来であれば未然に防げるのがベストですよね。
本日は、事前に台風に備え、屋根や雨漏り被害にあう前にできる対策などについてお話をさせていただきます。
目次
(1)台風が来る前に確認していただくこと
①屋根材(スレート屋根・金属屋根・瓦)
やはり台風の時に飛んだり破損すると最も大掛かりになってしまうのが家の屋根の部分です。台風が来る前にご確認いただきたいことは下記3点でございます。
・クラックや瓦等の割れ、欠け、ずれ
・サビ・釘浮き
破損部位(クラック・割れ・瓦等の割れ)やズレている箇所がないか日々確認しておられる方は少ないと思います。金属製の屋根はサビてしまったり、浮きが発生してしまうことがあります。このような屋根の不具合は台風が来た際、雨漏りや飛散の原因になってしまいます。また、金属製の屋根についてもサビや浮きは同じく雨漏りや飛散の原因となります。
平成30年に上陸した台風21号のことは覚えていらっしゃいますでしょうか?
実は瓦屋根がこの台風で泉州地方に最も多くの被害報告があった屋根なのです。
スレート屋根や金属製の屋根はそれぞれの屋根材がビスなどでしっかりと下地に固定されています。一方で、釉薬瓦やいぶし瓦などが代名詞である、瓦屋根は桟木(さんぎ)というものにひっかけるだけの固定法となっています。台風による被害が最も出やすいことは想像に難くないかと思います。もし飛んでいってしまうようなことになっては、大変です。なんといっても瓦は大変重い屋根ですので人に当たってしまうことがあれば大けがをさせてしまいます。台風がくる前に、一度瓦のずれや割れ等のご確認をお願い致します。
②気が付けばなくなっている!?カーポート・ベランダの屋根
・台風が開けてみるとベランダの屋根がなくなっていた
・カーポートの屋根がどこかに消えてしまった
といったご連絡が、台風が通った後に多くみられます。ベランダの屋根・カーポートの屋根は棟板金にくらべてたいへん軽くなっております。そのため台風にあおられてすぐに吹き飛ばされてしまいます。吹き飛ばされた屋根が、ひと様の家にぶつかった、通りすがった人にけがをさせた、などということは絶対に避けたいかと思います。雨漏りなどは実際に自分たちの住環境に被害が出るためすぐに意識は向きますが、このようなベランダ・カーポートの屋根には意外と向かないものです。しかし例年の台風による被害の数をみると、やはり台風が来る前に必ずチェックすべきポイントかと思います。
③大雨で機能不全に!雨どいの詰まり
台風前に雨どいをご確認ください。ポイントは下記の2つです。
・内部の詰まり
・コケなどが生えてしまっていないか
雨どいには落ち葉やごみなど様々なものがたまってしまいがちで、詰まりの原因となってしまいます。詰まってしまった雨どいに台風が来ることで多くの雨水がなだれ込み、排水がうまくいかなくなってしまいます!こうなってくると雨水が家の中に侵入し、雨漏りの原因となってしまうのです。
④ご相談数No.1!棟板金
台風の後には、最も頻発する問合せが棟板金についてです。
「棟板金」は屋根の角を守るための、板金の部材の一つです。台風が来た後には必ずと言っていいほど
棟板金が壊れた
庭に棟板金が落ちてきた
といったご相談が寄せられます。
⑤経年劣化をしています!漆喰もしっかりとメンテナンスを
自分の屋根に漆喰が入っていることを知らないお客様も多いです。台風前に下記2点はかならずご確認を!
・漆喰の割れやはがれ、ひび
・銅線がゆるんでしまっている
漆喰とは棟瓦や丸瓦、のし瓦などを固定している瓦屋根には欠かせないものです。経年劣化により固定力が弱まった漆喰は、瓦の落下や飛散を招きます。また、同じく経年劣化により漆喰が剥がれてしまうことにより、雨水の浸入元となり、雨漏りを招いてしまいます。剥がれ、ひびなどがないか、銅線に緩みがないかを確認致しましょう。
ここまで屋根についてのご確認のお願いをしてきましたが、間違っても自分で屋根には上ることはしないでください!屋根の上は大変危険です。
(2) 台風により屋根の飛散等、被害に遭ったらどうする?
とはいえどんなに対策をしても台風の規模によっては、屋根を守り切れないこともやはりあります。そのような際に落ち着いて最善の行動ができるよう、「正解」をお伝えいたします。
屋根修理店に相談⇒現地調査を依頼(⇒保険に入っていれば担当会社へ連絡⇒火災保険から申請)⇒屋根の修理工事
(3) 最悪のケース、損害賠償請求
台風の被害状況によっては損害賠償請求されることがあります。
先述の通り、家の屋根が飛んだ際には、火災保険の申請で、修繕工事費用を負担できることもあります。
ただ、家の屋根が他所の壁にぶつかってしまった、逆に他所の屋根が自宅のカーポートなどに激突し、破損したなどの事態が発生した場合は、対処に迷われるかと思います。
実際に台風シーズンにはみられるケースですので、予め覚えておきましょう!
➀損害賠償が発生しないもの
台風がもたらした被害であれば、損害賠償は発生しません。
これは災害が原因である「不可抗力」である事態であるためです
そのため、他所の家が、自宅の屋根ぶつかったことにより破損してしまっても損害賠償は発生しないのです。
状況を確認し、被害に遭われた方に火災保険で修繕してもらえないか相談しましょう。
②損害賠償が発生するもの
上記のよう原則やむを得ない災害による損害賠償は発生しませんが、災害の有無に関係ない被害であったと認定された場合には損害賠償が発生することもあります。
例えば、定期的な検査を怠っていたことで、すぐに飛びそうなほど劣化・破損していた部分が原因になって被害が発生した場合です。
家の持ち主が注意や安全確認をしていないことが証明された場合には損害賠償が発生します。もしそのような被害に合われた際には証明ができず否認されないように、しっかりと写真等で記録しておきましょう。トラブルを防ぐためにも、防災の一環としてプロにすぐ点検依頼を行うようにしましょう!
まとめ
本日は、台風に備えての屋根屋雨漏り被害の対策についてお話をさせていただきました。やはり一番は、台風が発生する前から定期的にしっかりとメンテナンスをしておくことです!!
結果的に台風の被害を最小限に抑えることができ、工事費用の節約にも繋がります。
現場調査、お見積もり、ご相談まで無料です(*’▽’) どうぞお気軽にお電話やメールでご連絡くださいませ。
お客様の目でもその場で屋根や外壁の状況を確認できます!!