屋根浮いてますよと言われた…対処法や注意点について
スミタイでは、雨漏り診断士や外装劣化診断士の資格を持ったプロが在籍しております!!
みなさん、こんにちは!! 屋根修理・防災・雨漏り修理専門店のスミタイの葛貫です。
最近、こんな経験ありませんか?
自宅のチャイムがピンポーンと鳴り出てみると
「近くで工事をしている者なのですが、屋根が浮いてるのが見えました。このままだと雨漏りしてしまいますよ…」
と言われた経験ありませんか?
「瓦が割れていますよ」「笠木が浮いている」「棟板金の釘が浮いている」等々…。
ここ数週弊社で工事をしていただいたお客様から「突然業者がやってきて屋根が浮いていると言われた。不安だから一度見に来てほしい」というご相談やお問い合わせが非常に多く来ています。 実際にお伺いしますが、問題がないことがほとんどです。
特に直近で、ゲリラ豪雨、強雨、強風が実際にあったので、「お宅の屋根が浮いている、剥がれている」と言われれば「台風の風が強かったから、うちの屋根が飛んでしまったのかも」と不安になってしまうのは当然だと思います。
以前からブログでお話をさせていただいていましたが、本日改めて「屋根浮いてますよ」と言われた場合の対処法や注意点についてお伝えいたします。
そもそも屋根が浮いているとはどこなのか?
「屋根が浮いている」と指摘する箇所は、屋根の板金部分を指していることがほとんどです。この板金は「棟板金」と呼ばれるもので、屋根面の重なる棟部分を覆い、雨水を浸入させないような役割を果たしています。
棟板金の浮きは、固定用の釘が抜けてくることで発生しやすくなります。固定釘は板金野内側にある下地の「貫板」と呼ばれる木材に打ち込まれていますので、板金が頑丈でもこの貫板が湿気や雨水の吹き込みで傷んでしまっては固定が難しくなります。
浮いた棟板金は強風に煽られると飛散する恐れもあり、そうなると雨漏りが発生する可能性も大きく高まります。これからの9月などで増える台風の被害に備えておくためにも、一度点検を行っておくことがオススメです!
ただ、指摘を受けたという場合、どうやって屋根の頂上が見えたのだろうという状況も存在します。悪質な業者は点検と称して屋根に上り、わざと棟板金を浮かせて写真を撮るといったケースもあります。
本当に、屋根の板金が浮いている状態にある場合は修理が必要な状態です。
しかし、悪徳な飛び込み営業・訪問販売業者が言う決まり文句は「屋根の板金が浮いている」です。
この場合、屋根の板金が浮いていてもいなくても指摘してきます。
結論、屋根が実際に壊れていてもすぐに雨漏りすることはありませんのでご安心ください。
屋根が浮いていると言われた時の注意点
①屋根に上らせないこと
屋根には絶対に業者を上げてはダメです。突然、屋根の板金が浮いていると言われても何のことかわかりませんし、見えないことも多いです。
他のところも含めて屋根を点検すると言って、訪問販売業者は屋根に上がろうとします。
業者を屋根に上げてしまうと、不具合がないのに修理が必要と言われたり、屋根材をわざと壊されたりするリスクがあるからです。
ご自宅の屋根は当然ながら下からでは見えません。
見えないところを指摘されれば不安になります。悪意を持ってその不安につけ込むのが悪徳業者です。
②当日契約は絶対にしないこと
当日契約はトラブルの原因になりかねません。
悪徳業者は、あなたに時間を与えずにその場で契約書にサインや印鑑を押させるための巧妙な話術を使います。
恐怖心を煽るような言葉を使って、「すぐに修理しなければ雨漏りがする」、「板金が飛んで人に当たる危険性がある」などと言いだします。
さらに「今だけのキャンペーン」や「期間限定の割引」という言葉にも注意が必要です。
③必ず名刺をもらうこと
必ず突然訪問してきた業者には名刺をもらいましょう。「今は名刺もってないので後日また伺います」という業者が多いようです。
また、名刺があってもネットで検索をすると会社名がでてこない所在地がない、県外であるという事も多いのです。
正しい断り方について
突然家に来て、「屋根が浮いている、このままだと雨漏りがする」と言われると不安になり、どう判断すればいいかどう断ればいいか分からいですよね…
訪問してきた業者の言われるままにするのではなく、次のように言ってみるのはどうでしょうか。
「教えてくれてありがとう、知り合いに屋根屋さんがいて頼んでみるので大丈夫です」
弊社で工事をされたOB様でしたら「まずは、工事をしてもらった業者さんに点検依頼と相談してみます」
といえば大抵の業者は引き下がります。本当にそのような人がいなくても大丈夫ですし、問題もありません。
このくらい、簡単な返答で大丈夫です。
ポイントは「屋根屋さん」と言ってください。
間違っても「大工さん」や「塗装屋さん」と言ってはいけません。
屋根修理は大工さんや塗装屋さんでは出来ません。屋根屋さんいわゆる板金屋さんのお仕事になります。
「大工さん」や「塗装屋さん」と言ってしまうと屋根専門じゃないから屋根修理はできないですよと言われてしまい業者のペースに乗せられてしまいます。
まとめ
「屋根が浮いている」と言われた場合の注意点と対処法についてお話をさせていただきましたが、まとめの一言は突然訪問してきた業者に「屋根に上げないこと」です!!
中には親切に指摘してくれた業者もあるかもしてませんし、もちろん100%屋根に不具合がないとは言い切れませんが、被害に遭われている方が大半ですのでご注意ください。
最近はあまりにも「この記事のパターン」で訪問営業をする人が増えており、弊社でも時間と労力、なによりもOBのお客様にご不安をお掛けしている問題を抱えています。
弊社OBのお客様に限らず、この記事をご覧になったことがきっかけとなり、被害に遭わずに済むことに繋がれば幸いです。
現場調査、お見積もり、ご相談まで無料です(*’▽’) どうぞお気軽にお電話やメールでご連絡くださいませ。
お客様の目でもその場で屋根や外壁の状況を確認できます!!
私が担当しました!
小山店 店長
葛貫くずぬき
一人一人のお客様とのご縁を大切にしていきたいと考えております。些細なご相談でも是非、先ずはお話をお聞かせ下さいませ。
所有資格 |
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