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地震に強い屋根で安心の住まいを実現|屋根材・施工・維持管理の全知識

地震頻発国である日本において、住宅の安全性を高める取り組みは、ますます重要になっています。特に「屋根」は、建物全体の耐震性に直結する要素であり、揺れに弱い重い屋根材を軽量かつ強靭なものに変えることが、地震対策として効果的です。本記事では、地震に強い屋根の選び方や構造、素材、設計ポイント、施工・メンテナンスの方法を、最新の知見とともにわかりやすく解説します。安全で安心な住まいづくりの参考にぜひご覧ください。 1. 地震に強い屋根とは何か? 地震に強い屋根とは、建物全体にかかる負担を最小限に抑えつつ、揺れに耐えられる設計や素材で構成された屋根を指します。屋根は建物の最上部に位置するため、重量が大きいと地震の際に建物の揺れを増幅させ、倒壊リスクを高める原因となります。逆に、軽量かつ丈夫な屋根材を採用すれば、建物全体の重心が下がり、耐震性を高めることが可能です。 また、地震に強い屋根は「軽さ」だけでなく、「耐久性」「施工精度」「メンテナンス性」といった要素も重要です。屋根材そのものが割れにくく、長期的に安定した状態を維持できることが、地震や余震に耐えるためには欠かせません。 さらに、屋根の形状や構造も耐震性に直結します。例えば、複雑な形状の屋根は揺れに弱く、接合部の損傷リスクも高まります。一方でシンプルな形状の屋根は揺れの影響を受けにくく、強度を確保しやすい傾向があります。 つまり「地震に強い屋根」とは、   軽量性(揺れにくく建物全体のバランスを保つ) 強度・耐久性(地震時に破損しにくい) シンプルな設計(余計な負荷がかかりにくい) 適切な施工とメンテナンス(性能を長期に維持できる) これらを兼ね備えた屋根のことを指すのです。   2. 屋根材の重量と耐震性の関係 屋根材の選び方は、地震対策において最も重要なポイントのひとつです。屋根は建物の最上部に位置するため、その重量は地震発生時に建物全体にかかる力に直結します。重い屋根材は建物の揺れを増幅させ、倒壊や損傷のリスクを高める一方で、軽量で耐久性の高い屋根材を選ぶことで、揺れの影響を軽減し、住宅全体の耐震性を向上させることが可能です。   2-1. 屋根材ごとの重量と特徴 主な屋根材の重量を比較すると、その違いは一目瞭然です。 粘土瓦(和瓦)・セメント瓦:40〜60 kg/㎡ 伝統的な瓦は耐久性や美観に優れますが、その分重量が大きく、約70㎡の屋根全体では 2,800〜4,200 kgにもなります。施工時に葺き土を使用する場合はさらに重くなることもあり、地震時には建物の揺れを増幅させる要因となります。特に阪神・淡路大震災では瓦屋根の被害が多く報告されており、重い屋根材の危険性が指摘されました。 ハイブリッド瓦:20〜25 kg/㎡ 粘土瓦と比べて半分以下の重さでありながら、耐久性やデザイン性を兼ね備えた素材です。軽量化により地震時の揺れが抑えられるだけでなく、施工の負担も軽減されるため、新築やリフォームでも人気があります。 化粧スレート(コロニアル・カラーベストなど):18〜21 kg/㎡ 軽量でありながら十分な耐久性を持ち、さまざまなデザイン・色彩が選べることが特徴です。施工性も高く、地震の多い地域では軽量化と美観の両立が可能な屋根材として広く利用されています。 アスファルトシングル:10〜13 kg/㎡ 柔軟性があり施工しやすい素材で、耐震性に優れています。軽量であるため建物の重心を下げられ、揺れの影響を最小限に抑えることができます。また、部分的な補修やリフォームも容易です。 金属屋根(ガルバリウム鋼板など):5〜7 kg/㎡ 非常に軽量で耐久性も高く、耐震性の面では最も有利な選択肢のひとつです。軽量化による地震対策効果が大きく、建物の構造体への負担も最小限に抑えられます。また、耐久性や耐食性を高める加工が施されていることが多く、メンテナンス頻度も少なめです。   石粒付き金属屋根:6〜8 kg/㎡                                                                       見た目は瓦に近い質感を持ちながらも、金属素材の軽量性を活かしています。デザイン性と耐震性の両立を重視したい場合に適しています。   2-2. 重さと耐震性の関係性 屋根材の重量が地震時にどのように影響するかを理解することは重要です。 ・重い屋根材のデメリット 高重心になることで、地震の揺れが増幅されやすくなります。建物全体への衝撃が大きくなるため、耐力壁や接合部に過大な負荷がかかり、倒壊や損傷のリスクが高まります。また、瓦の破片による二次的被害も懸念されます。 ・軽量屋根材のメリット 軽量化により建物の重心が下がり、揺れの影響を抑えることができます。さらに、構造体への衝撃が軽減されるため、余震や小規模地震でも損傷リスクが低くなります。耐震診断でも、軽量屋根材の採用は安全性向上のポイントとして推奨されています。   2-3. リフォーム時の注意点 リフォームやリノベーションで屋根材を変更する場合、重量の影響は注意すべきポイントです。 ・カバー工法の影響スレート屋根の上にガルバリウム鋼板を載せるカバー工法では、重量増は約600 kg程度に留まり、耐震性への影響は基本的に軽微です。しかし、旧耐震基準で建てられた建物や下地が劣化している場合は、耐震診断を行い必要に応じて葺き替えや補強を検討することが重要です。 ・耐震補助金や支援制度地域によっては、耐震改修に対する補助金や支援制度が利用できる場合があります。軽量屋根材への葺き替えは、これらの制度の対象になることもあるため、活用すると費用負担を抑えつつ耐震性を高めることが可能です。 2-4. 屋根材ごとの重量まとめ 屋根材の重量は、建物の耐震性に直結する非常に重要な要素です。 屋根材 重量(㎡あたり) 特徴 粘土瓦/セメント瓦 40–60 kg 重厚・耐久性高、地震時リスク大 ハイブリット瓦 20–25 kg 軽量・デザイン性・耐久性のバランス良 化粧スレート 18–21 kg 軽量・施工性・デザイン多彩 アスファルトシングル 10–13 kg 柔軟・軽量・施工簡単 金属屋根 5–7 kg 非常に軽量・耐震性高 石粒付き金属屋根 6–8 kg 質感あり・軽量・耐震性確保   地震に強い屋根を選ぶ際は、軽量化だけでなく耐久性や施工精度も考慮することが重要です。また、リフォームや新築の際には耐震診断や補助金の活用を検討することで、より安全で安心な住まいづくりが可能になります。 3. 屋根の形状・設計による耐震性向上ポイント 屋根の形状や設計は、建物の耐震性に直結する重要な要素です。屋根は建物の最上部に位置しているため、重量や形状が建物全体の揺れに大きく影響します。適切な屋根設計を行うことで、地震時の揺れを効果的に抑え、建物の安全性を高めることが可能です。本章では、屋根の形状や設計に関する耐震性向上のポイントを詳しく解説します。 3-1. 屋根の形状と耐震性の関係 屋根の形状は、建物の重心や揺れ方に直接影響します。形状によって荷重のかかり方が異なるため、耐震性に差が生まれます。 ・寄棟屋根 四方に均等に荷重がかかるため、バランスが良く、耐震性に優れています。また、風や雪などの外力も均等に分散されるため、耐久性も高くなる傾向があります。住宅地や地震の多い地域では特におすすめの形状です。 ・切妻屋根 シンプルで施工が容易な屋根ですが、屋根の端部に荷重が集中しやすく、補強が必要な場合があります。ただし、軽量の屋根材と組み合わせれば、高い耐震性を確保しつつコストを抑えることが可能です。 ・陸屋根(平屋根) 荷重が均等に分散されるため、建物への負担は少なめです。ただし雨水がたまりやすいため、排水設計や防水対策をしっかり行う必要があります。適切な勾配を確保することで、耐震性と防水性を両立させることができます。 ・片流れ屋根 片側に傾斜する屋根は、構造がシンプルで施工が容易ですが、荷重が一方向に偏るため、建物の構造設計や補強が重要です。近年のモダン住宅ではデザイン性を重視して採用されることが多く、耐震性を確保するために軽量屋根材との組み合わせが有効です。 3-2. 屋根の勾配と耐震性 屋根の勾配(傾斜角度)は、建物の重心や揺れ方に影響します。急勾配の屋根は重心が高くなり、地震時に揺れが増幅される可能性があります。一方で緩やかな勾配は重心を低く保ち、揺れを抑える効果があります。 ただし、勾配が緩すぎると雨水が十分に排水されず、屋根の劣化や雨漏りの原因になることもあります。そのため、耐震性を高めつつも、排水性能を確保できる適切な勾配設計が必要です。例えば、勾配15〜30度程度のスレート屋根は、軽量化と排水性能のバランスが取れた設計として広く採用されています。 3-3. 屋根の構造補強と耐震性 耐震性を高めるためには、屋根自体の形状だけでなく、構造補強も欠かせません。以下の方法で屋根の耐震性を向上させることが可能です。 筋交いの設置 屋根裏に筋交いを設置することで、屋根の揺れを抑え、建物全体の耐震性を向上させます。特に急勾配や複雑な形状の屋根には有効です。 屋根下地の補強 野地板や合板などの屋根下地を強化することで、屋根全体の剛性を高め、地震時に屋根材が外れにくくなります。軽量屋根材との組み合わせで、より安全性を高めることができます。 屋根と壁の接合部の強化 屋根と壁の接合部を補強することで、地震の衝撃が建物全体に分散され、倒壊リスクを低減できます。特に木造住宅では、接合金具の設置や金物補強が重要です。   3-4. 屋根設計時に考慮すべきポイント 屋根設計時には、耐震性だけでなく、建物の用途や将来的なメンテナンスも考慮することが大切です。 建物の用途や構造に応じた屋根形状の選定 住宅、店舗、工場など、用途に応じて荷重の分散やデザイン性を考慮した屋根形状を選ぶことが重要です。 地域の地震リスクを考慮した設計 地震の多い地域では、軽量屋根材の採用や構造補強を組み合わせることで、建物全体の安全性を高めることができます。 メンテナンスのしやすさを考慮 将来的に屋根材の補修や交換が必要になることもあります。アクセスのしやすさや材料の耐久性も設計段階で考慮することで、長期的に安全な住まいを維持できます。 4. 地震に強い屋根材のおすすめと選び方 地震に強い屋根を選ぶことは、住宅の安全性を高める上で非常に重要です。屋根材は建物の最上部に位置し、その重量や形状が建物全体の揺れに直接影響するため、地震時の安全性に大きく関わります。本章では、地震に強い屋根材の特徴や選び方のポイント、リフォーム時の注意点まで詳しく解説します。 4-1. 屋根材の重量と耐震性の関係 屋根材の重量は、建物の耐震性に直結します。重い屋根材は、地震が発生した際に建物全体の揺れを増幅させ、構造体への負担を大きくします。特に木造住宅では、屋根の重量が建物の耐震性能に大きく影響します。 瓦屋根:耐久性や美観に優れる伝統的な瓦屋根は、重量があるため地震時の揺れが大きくなる傾向があります。たとえば70㎡の瓦屋根では約3,000〜4,000kgもの重量が建物にかかり、耐震性に注意が必要です。 軽量屋根材:ガルバリウム鋼板や化粧スレートなどの軽量屋根材を使用することで、建物の重心が低くなり、揺れにくくなります。揺れが抑えられることで、倒壊や損傷のリスクを低減できます。 4-2. 地震に強い屋根材の特徴と種類 ガルバリウム鋼板 ガルバリウム鋼板は非常に軽量でありながら、強度と耐久性に優れています。瓦の約1/10の重量しかなく、地震の揺れを最小限に抑えることが可能です。さらに、耐食性も高く、長期間にわたってメンテナンス負担が少ないことも魅力です。近年の新築住宅では、耐震性と施工性を重視して採用されるケースが増えています。 スレート(化粧スレート) 化粧スレートは瓦より軽量で、施工の自由度が高いことが特徴です。現代的なデザインにも対応でき、住宅の外観をスマートに仕上げられます。ただし、割れやすいため定期的な点検とメンテナンスが必要です。軽量化とデザイン性を両立した屋根材として人気があります。 防災瓦 防災瓦は従来の瓦よりも軽量化されており、地震時の揺れを抑える設計になっています。瓦同士を固定する工夫が施されており、ズレや落下のリスクを低減します。伝統的な瓦の美しさを保ちながら耐震性を高めたい場合に適しています。 石粒付き金属屋根 石粒付き金属屋根は、見た目が瓦に近く、高級感のある外観を演出しつつ、軽量で耐震性に優れた屋根材です。金属の軽量性と石粒による保護性を兼ね備え、地震対策と美観を両立させたい住宅に適しています。 4-3. 屋根材選定時のポイント 屋根材を選ぶ際には、耐震性だけでなく、建物全体の構造や環境条件も考慮することが重要です。 建物の構造とのバランス:屋根材の軽量化だけでは耐震性の向上は不十分です。柱や基礎、壁など建物全体の耐震設計と組み合わせることが大切です。 地域の気候や地震リスク:積雪が多い地域では、屋根材の重さや滑りやすさ、落雪防止策も考慮する必要があります。地震リスクが高い地域では、軽量で耐震性の高い屋根材を優先して選ぶと安心です。 メンテナンス性:屋根材は長期間使用するものです。点検や補修がしやすい材料を選ぶことで、耐震性だけでなく長期的な住まいの安全性も確保できます。 4-4. リフォーム時の屋根材変更と耐震性向上 既存の屋根を地震に強い屋根材に変更することで、耐震性を大幅に向上させることが可能です。 葺き替え工事:既存の屋根材を撤去して新しい屋根材を施工する方法。全面的な変更が可能で、耐震性の向上効果が高いです。 カバー工法:既存屋根の上から新しい屋根材を被せる方法。費用を抑えつつ、耐震性を向上させられるため、リフォーム時に人気があります。 補強金具の設置:屋根材の固定力を高め、地震時のズレや飛散を防ぐ方法です。特に棟板金や瓦の固定金具を強化することで、被害リスクを低減できます。 屋根材の選び方は、建物の耐震性を左右する重要なポイントです。軽量かつ耐久性の高い屋根材を選ぶことで、地震時の揺れを抑え、安全性を大幅に向上させることができます。また、リフォームやメンテナンスの際には、屋根材だけでなく構造補強や固定金具の設置も併せて検討することで、より安心な住まいづくりが可能です。 5. 地震に強い屋根の施工とメンテナンスのポイント 屋根の耐震性を確保するためには、屋根材の選定だけでなく、施工方法や定期的なメンテナンスも非常に重要です。正しい施工と適切なメンテナンスによって、地震時の揺れを抑え、建物全体の安全性を高めることができます。本章では、施工時の具体的な注意点や手順、さらに長期的に耐震性を維持するためのメンテナンス方法について詳しく解説します。 5-1. 施工時の注意点とポイント 屋根施工は、耐震性を大きく左右する重要な工程です。施工時に意識すべきポイントを押さえることで、地震に強い屋根を実現できます。 屋根材の適切な固定 屋根材は、地震や強風によってズレたり飛散したりする可能性があります。特に瓦やスレート屋根は、施工時に専用の金具や耐震釘を用いてしっかりと固定することが必須です。施工の不備により屋根材が浮いたり外れたりすると、地震時の二次被害や隣家への飛散リスクが高まります。固定方法には、棟板金や瓦の重ね部分を金具で緊結する方法、釘を適切な位置に打ち込む方法などがあり、屋根材ごとに施工の最適方法が異なります。 軽量化とバランスの確保 軽量屋根材の使用は耐震性向上に直結しますが、単に軽ければよいわけではありません。屋根全体のバランスや荷重の分散も考慮することが大切です。たとえば、片流れ屋根や寄棟屋根など、屋根形状に応じて軽量材の配置や固定方法を工夫することで、建物全体の揺れを抑えることが可能です。施工段階で屋根の重心や荷重分布を計算して設計することが、長期的な耐震性の確保につながります。 信頼できる施工業者の選定 屋根施工は高所作業を伴うため、安全面や技術力が非常に重要です。施工業者の選定では、施工実績や施工事例、保証内容を確認しましょう。また、複数の業者から見積もりを取ることで、施工内容や費用の比較が可能です。信頼できる業者に施工を依頼することで、施工ミスによる耐震性低下のリスクを減らせます。 5-2. 定期的な点検とメンテナンス 屋根は雨風や紫外線など、外部環境の影響を受け続けるため、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。特に地震の多い地域では、屋根の健全性を維持することが長期的な耐震性の向上につながります。 定期点検の実施 屋根は外から確認しづらいため、専門業者による点検を年に1回程度実施することが推奨されます。点検時には、屋根材の割れやズレ、釘の浮き、棟板金の劣化などを細かくチェックします。屋根材の状態を把握することで、早期に問題を発見し、地震時のリスクを低減できます。 早期の補修 小さなひび割れや釘の浮きでも放置すると、雨水の侵入や構造体の劣化につながります。異常が見つかった場合は早期に補修することが重要です。例えば、スレート屋根のひび割れは専用の補修材で塞ぐ、瓦屋根のズレは再固定するなど、問題に応じた対応を迅速に行いましょう。 防災対策の強化 屋根のメンテナンス時には、防災対策を併せて強化すると効果的です。具体的には、瓦や棟板金の補強金具の設置、屋根裏の換気改善、雪止め金具の設置などが挙げられます。これにより、地震だけでなく、台風や大雪時の被害リスクも同時に減らすことができます。   5-3. リフォーム時の施工とメンテナンス 既存屋根のリフォームは、耐震性向上の絶好の機会です。適切な施工と長期的なメンテナンス計画を組み合わせることで、より安全な住まいを実現できます。 リフォーム目的の明確化 リフォームの目的を明確にすることが重要です。「耐震性向上」「屋根材の軽量化」「美観の向上」など、目的に応じて最適な屋根材や施工方法を選定しましょう。耐震性を重視する場合は、軽量屋根材への葺き替えや固定金具の設置を優先することがポイントです。 施工後の点検と長期メンテナンス計画 リフォーム後も定期点検とメンテナンスを計画的に行うことが大切です。施工業者と連携し、屋根材や固定金具の状態を長期的に把握し、必要に応じて補修や強化を行いましょう。これにより、施工直後だけでなく、将来的にも高い耐震性を維持することができます。 地震に強い屋根を実現するには、施工時の注意点と日常的なメンテナンスの両方が欠かせません。屋根材の固定や軽量化、施工業者の選定に加え、定期的な点検や補修、防災対策を組み合わせることで、長期的に安全な住まいを維持できます。リフォーム時には耐震性向上を最優先に考え、施工後も継続的にメンテナンス計画を立てることが重要です。   6. まとめ 地震に強い屋根を選ぶことは、住宅の安全性を高めるために非常に重要です。屋根材の重量や種類は建物の揺れや倒壊リスクに大きく影響するため、軽量で耐久性の高いガルバリウム鋼板やスレート、防災瓦などを選ぶことが耐震性向上の第一歩となります。 また、地域の気候や建物の構造に合わせて屋根材を選定することも大切です。さらに、施工段階での注意も欠かせません。屋根材の適切な固定や全体のバランス、信頼できる施工業者の選定は、優れた屋根材の性能を最大限に引き出し、長期的に安全な住まいを維持するためのポイントです。 加えて、屋根は時間と共に劣化するため、定期的な点検や早期の補修、防災対策の強化が必要です。これにより、地震や台風などの自然災害に対する耐性を高め、被害リスクを最小限に抑えることができます。 屋根材の選定、施工、そしてメンテナンスを総合的に考慮することで、建物全体の耐震性を向上させ、安全で安心して暮らせる住環境を実現することができます。

2025.11.26 更新

屋根劣化知識豆知識

破風板をガルバリウム鋼板で破風板金工事!!|栃木県宇都宮市 屋根リフォーム・雨漏りならスミタイへ

みなさん、こんにちは 栃木県宇都宮市にある屋根リフォーム・雨漏り専門店のスミタイです! 今日は、ガルバリウム鋼板で破風板金工事をした施工例と破風板の役割、破風板金工事のメリットをお話させていただきます!! そもそも破風板とは!? 破風板とは、屋根の側面に取り付けられている板のことです。屋根の妻側の側面を「破風(はふ)」と呼ぶことから、名づけられました。一つ間違えられやすいのが「鼻隠し(はなかくし)」ですが、破風板との差は雨どいの有無です。鼻隠しには雨どいがついていますが、破風板にはついていません。 破風板の役割について 強風対策 屋根は上方向から吹く風については強いといわれていますが、横や下から吹き付ける強い風には弱いです。そこで強風の際に屋根が吹き飛ばされないために、ケラバに破風が取り付けられています。 雨漏り対策 破風板は外壁に当たる雨水を減らして、屋根内部への水の侵入を防ぎます。 もし屋根に水が侵入してしまうと、雨漏りの原因となります。つまり雨漏りしにくくする目的でも、破風板は取り付けられているのです。 ガルバリウム鋼板で破風板金工事 破風板板金工事とは、破風板金工事とは破風板(鼻隠し)にガルバリウム鋼板を巻く、破風板のメンテナンス方法です。 こちらは、施工前の木部の破風板の状態です。こちらは、破風板にアンテナの線が破風板に釘がささっていることにより、そこから雨水が侵入し木部が腐食してしまっていました。また、雨水が軒天へと侵入し雨漏りにつながってしまいました。 施工後の破風板 破風板板金工事のメリット 破風板には木製と窯業系(セメント)の2つの種類があります。 その中で、破風板金工事は木製の破風板に施工するのが一般的です。 木製の破風板は耐用年数が短く再塗装の必要があり、メンテナンスの手間と費用が発生するからです。その為、木製の破風板にガルバリウム鋼板を巻くことでメンテナンス性が大幅に向上します。破風板は再塗装によるメンテナンスが必要ですが、破風板金工事を行うことで、再塗装の必要がなくなります。それも、ガルバリウム鋼板の耐用年数が経過する50年はメンテナンスしなくてもよくなるため、メンテンス性が大幅に向上するのでメンテナンス費用も抑えることができるようになります!! まとめ 破風板は劣化の進行度によって修理方法が異なります。 劣化が進行して、破風板自体がひどく腐食してしまった場合には、破風板金工事の施工できません。 そのため、破風板金工事は破風板の劣化が進行する前に行うようにしましょう!!   ★雨漏り無料診断、お見積もりはスミタイまで!! 現場調査、お見積もり、ご相談まで無料です(*'▽') どうぞお気軽にお電話やメールでご連絡くださいませ。 ★ドローン点検サービス お客様の目でもその場で屋根の状況を確認できます!!

2024.07.02 更新

屋根劣化知識豆知識

超優秀屋根材!!スーパーガルテクトのメリット・デメリット

地域密着の屋根修理・雨漏り修理専門店のスミタイです✨✨ スミタイでは、雨漏り診断士や外装劣化診断士の資格を持ったプロが在籍しております!!   本日は、これから屋根を新しく葺き替えや屋根カバーをしたいと屋根工事を検討している方に向けて、超優秀な屋根材の『スーパーガルテクト』をご紹介します(^^)/ 『スーパーガルテクト』という製品の特長・メリットやデメリットを詳しく解説します。 スーパーガルテクトとは? 『スーパーガルテクト』とは、アイジー工業が販売している、国産の金属屋根材です。従来のガルバリウム鋼板を改良したSGL鋼板が使用されていることから優れた耐久性・耐腐食性を備えている金属屋根材です。特に耐腐食性は、元々錆に強いと言われているガルバリウム鋼板の3倍優れていると言われています。また、金属屋特有の軽量性を持っている事から耐震性にも優れている事も特徴的です。さらに、断熱性顔料を添加した特殊な塗料をコーティングしたものもある為、金属屋根材でありながら断熱性の問題も解決しています。 スーパーガルテクトのSGL鋼板と他のガルバリウム鋼板との違い 簡単に言えば、エスジーエル鋼板とガルバリウム鋼板は表面のめっきの成分が違います。 スーパーガルテクトに使用されるSGL鋼板は、従来のガルバリウム鋼板を改良したことで優れた耐腐食性・耐久性を備えています。SGL鋼板と従来のガルバリウム鋼板の違いは、表面に施されためっき組成にマグネシウムが2%添加されているかどうかです。たった2%のマグネシウムがSGLの耐久性・耐腐食性を大きく向上させています。 その性能は、塩害のある沿岸部の地域や雨が多く湿度の高い地域などの腐食しやすい環境であっても高いパフォーマンスを実現しています。特に、腐食しやすい切断部分、傷の付いた部分などに耐食性の効果が現れています。 このようにSGL(エスジーエル)鋼板は、ガルバリウム鋼板の性能をより向上させた製品ということが分かります。 スーパーガルテクトのメリットについて   ①耐用年数が高い 耐用年数は25~30年程度です。一般的なガルバリウム鋼板よりも3倍の耐久性能を持つ「超高耐久ガルバ」を採用しており、非常に費用対効果に優れた屋根材です。 またメーカー保証により、穴あき25年保証が設定されています。 ②断熱材の性能が良い スーパーガルテクトは、「断熱材一体型」の金属屋根材です。 スーパーガルテクトには、「ポリイソシアヌレートフォーム」と言う高性能な断熱材が採用されています。一般的なガルバリウム鋼板には「硬質ウレタンフォーム」が使用されていますが、スーパーガルテクトに使用されている断熱材は、より断熱性能・耐火性などに優れています。また、屋根材どうしの噛み合わせの部分にも断熱材が詰まっており、接合部からの熱が伝わることも抑制する工夫がなされています。 これにより、夏は涼しく・冬は暖かく、過ごしやすい部屋になります。 ③軽いので、家の構造への負担が少ない 最大のメリットは「軽量」であることです。和瓦の重量は1㎡あたり約48kg、化粧スレートは1㎡あたり18~20kg、スーパーガルテクトは5kgです。瓦の重さの約10分の1しかなく、地震の際の建物への負荷を低減できます。 「家の耐震対策をしっかりしておきたい」という人にとって、安心です。 スーパーガルテクトのデメリットについて 初期費用、メンテナンス費用が高い 1つ目のデメリットは費用が高いこと。スーパーガルテクトは、ガルバリウム鋼板の中でも耐久性の高い鋼材・耐久性の高い塗料・雨水の浸入を防ぐ効果の高い役物を使用しており、比較的高単価な屋根材です。 しかしスーパーガルテクトは、先述したように耐久性が高く、耐用年数の長さにも強みのある屋根材です。そのため、メンテナンスの頻度や工事回数は通常の屋根よりも少なく済み、20年~30年と長い目で見れば、トータルでのコストは低くなる可能性があります。 スーパーガルテクトはこんな人におすすめ スーパーガルテクトは、耐久性に優れているため、長持ちさせたい、費用は掛かっても、メンテナンス回数を極力少なくしたい、という人にはおすすめです。 また、スーパーガルテクトは、軽量な設計のため、地震による揺れや、ひび割れ、飛散などの心配をなくしたいという人にもおすすめです。 施工事例はこちらから まとめ 本日はスーパーガルテクトについてお伝えさせていただきました。費用が高いというデメリットがありますが、それ以上にメリットがとても多い優秀な屋根材です!! 実際のスーパーガルテクトの屋根材を見てみたいという方は、各ショールーム店に模型や屋根材サンプルがありますので是非確かめて見て下さい!!   まずは無料診断をご依頼ください!!

2024.04.03 更新

豆知識

ガルバリウム鋼板屋根は暑い??断熱性・遮熱性について

地域密着の屋根修理・雨漏り修理専門店のスミタイです✨✨ スミタイでは、雨漏り診断士や外装劣化診断士の資格を持ったプロが在籍しております!!   みなさん、こんにちは!! 屋根修理・防災・雨漏り修理専門店のスミタイ葛貫です。 人気のガルバリウム鋼板に屋根リフォームをしようかと悩んでいる方の中で 金属素材は、夏場は屋根から熱が伝わって暑くならないか??と疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?! ガルバリウム鋼板を使った屋根リフォームに関心があるが迷っている、そんな方向けにガルバリウム鋼板屋根についてお伝えさせていただきます!!   ガルバリウム鋼板とは? ガルバリウム鋼板とは、表面にアルミニウム・亜鉛・シリコンのめっき(膜)を施した薄い鉄板です。ガルバリウム鋼板の登場はおよそ40年前で、それまで金属屋根材として主流だったトタン板に比べて錆びにくいというメリットがあり、急速に取って代わりました。非常に軽く、地震発生時の揺れを小さく抑えることができます。また、耐久性が高い、ひびや割れが発生しにくい、燃えない、水がしみこまない等の金属ならではのメリットが多いのです!!金属ながら、非常にさびにくい特徴も持っています。 ガルバリウム鋼板の屋根は暑い? ガルバリウム鋼板は熱を通しやすい材料である金属のため、遮熱性・断熱性が低く、夏の室内が熱くなると聞いてご不安に思う方も多いでしょう。確かに日射の熱を受けるとガルバリウム鋼板自体は熱くなりますから、そのままでは屋根裏に熱がこもりやすくなります。 しかし、近年では太陽光を反射する遮熱性鋼板が使われているものもあり、室内の温度上昇を抑えることができます。また、断熱材の使用で断熱性や遮音性が高まるため、断熱材と一体成型のものも普及しています。 ガルバリウム鋼板を使って屋根リフォームをする場合は遮熱性・断熱性を考慮する必要があります。 ガルバリウム鋼板屋根の遮熱性・断熱性について 『夏は暑そう、冬は寒そう』というイメージでガルバリウム鋼板へ屋根リフォームに抵抗ある方もいるかもしれません。 しかし、ガルバリウム鋼板のそうしたデメリットを解消するために、ガルバリウム鋼板を採用している屋根材メーカーは各社さまざまな工夫を取り入れた製品を販売しています。ガルバリウム鋼板はとても魅力的な屋根材ですから、デメリットを解消する方法を知っていただき、安心してガルバリウム鋼板を使った屋根リフォームをご検討いただければと思います!! おすすめの遮熱性・断熱性のガルバリウム鋼板屋根材の紹介 アイジー工業「スーパーガルテクト」 スーパーガルテクトは、アイジー工業が取り扱う国産の金属屋根材です、ガルバリウム鋼板ではない次世代鋼板でるエスジーエル鋼板が用いられています。 スーパーガルテクトは鋼板の裏側に断熱材が付着している断熱材一体型の金属屋根です。 断熱効果と室内の温度差からもたらす結露抑制の効果が得られます。 耐用年数はおおよそ25年から35年です!! ニチハ『横暖ルーフ』 横暖ルーフとは、ガルバリウム鋼板の屋根材です。ニチハ株式会社が製造、販売を行っており、耐用年数は40~50年もあります。 断熱性や耐候性が高く、長期保証が付いた屋根材なので、設置後も安心して暮らせます。横暖ルーフは粘土瓦の10分の1ほどの重さなので、住宅に負担をかけませんし、軽量なのでカバー工法にもおすすめの屋根材です。 横暖ルーフは、以下の4つのタイプが販売されています。 ①横暖ルーフS→遮断鋼板と断熱材を合わせた屋根材で、耐久性にも優れています。 ②横暖ルーフαS→屋根材のジョイント部分の気密性を高めた構造の屋根材 ③横暖ルーフプレミアムS→フッ素樹脂遮熱鋼板でできた屋根材です。塗料に遮熱顔料を配合することで、断熱性と耐候性に優れた屋根材となります。 ④横暖ルーフαプレミアムS→フッ素樹脂遮熱鋼板でできており、屋根材のジョイント部分の気密性も高めています。 まとめ ガルバニウム鋼板屋根でリフォームを検討されている中で暑さや寒さが不安な方は、断熱材一体型のガルバリウム鋼板製品にすることで断熱効果と遮熱効果の問題は即材に解消します!! 商品価格は当然、断熱材一体型のほうが高いです。工事価格も最優先にして、生活環境が悪化することを考えると、断然に断熱材一体型がおすすめです!! スミタイショールームでは実際の屋根材、模型があるので実際に見て触って頂けたらと思います!! まずは無料診断をご依頼ください!!

2024.03.06 更新

屋根劣化知識豆知識

屋根葺き替え工事(張り替え)の時期はいつ??

地域密着の屋根修理・雨漏り修理専門店のスミタイです✨✨ スミタイでは、雨漏り診断士や外装劣化診断士の資格を持ったプロが在籍しております!!   みなさん、こんにちは!! 屋根修理・防災・雨漏り修理専門店のスミタイの直井です。 屋根の葺き替え工事とは、既存屋根を一度解体して、新たな屋根材を葺いていくという工事です。 屋根リフォームの中で、屋根の葺き替え工事の費用は高額になります。 瓦だから大丈夫、屋根塗装を定期的にメンテナンスしてるから大丈夫と思われる方もいらっしゃると思います。 しかし、どのような屋根材を採用しているにしても、それぞれの屋根材に寿命というものが存在しますし、いずれ葺き替え工事をしなければならない時はやってくると考えてください。 この記事では、誰もが先延ばしにしたいと考えている屋根の葺き替え工事について、屋根材の寿命から考えた時の葺き替えタイミングと劣化症状から考える葺き替えタイミングをご紹介しておきます。 屋根の寿命と葺き替え工事のタイミング 屋根の葺き替え工事が必要になる、目安の年数は築20~30年です。 屋根は一般的にセメントや金属で出来ていますが、20~30年ほどで、耐久性が低下し割れや錆びが発生して寿命が訪れます。 ただし、屋根材の種類によって耐用年数に差が出るので、ご自宅の屋根の耐用年数を知っておきましょう。 ・スレート屋根(コロニアル・カラーベスト) 耐用年数20~30年 ・セメント瓦 耐用年数20~30年 ・モニエル瓦 耐用年数20~30年 ・粘土瓦(和瓦・洋瓦) 耐用年数60年~80年 ・金属屋根(トタン) 耐用年数10~20年 ・金属屋根(ガルバリウム鋼板) 25~35年 各屋根材の耐用年数は上記の通りですが、塗装などのメンテナンスを怠ると耐用年数が短くなります。 瓦の耐用年数が圧倒的に長いです。ただし、瓦は非常に重量があり、建物の耐震性を悪くしてしまうという欠点があることから、新築業界ではスレートやガルバリウム鋼板屋根が主流となっています。また、瓦は瓦の内部に敷かれた防水シートは20~30年ほどで劣化してしまい雨漏りしてしまう恐れがあります。瓦屋根の場合に関しては、築20~30年程度で、防水シートを交換する『葺き直し』という施工を選択する場合も多いです。 葺き替えが必要になる劣化状況について ①屋根材の広範囲は破損(割れ・欠け) スレートや瓦屋根に関しては、ひび割れや欠け、割れなどの破損状況から葺き替えタイミングを判断することができます。耐用年数が近づいてくると、屋根の広範囲な部分に破損状況が生じてしまうことになり、屋根内に雨水が侵入してしまうことになります。 ②既に雨漏りが発生している 葺き替えタイミングを逃して放置してしまうと、建物内にまで浸水してしまい、雨漏りが発生してしまうことになります。 そして雨漏りが既に発生してしまっているという状態は、屋根材だけの問題ではなく、防水シートの劣化、野地板などの下地木材の腐食なども考えられます。 まとめ いかがでしたか。 屋根の葺き替え時期の目安は築20~30年ごろです。 雨漏りは単に日常生活を不便にするという問題ではなく、家そのものを腐食させてしまい、家の寿命まで縮めてしまう問題ですので、葺き替え工事は適切なタイミングで行うようにしてください。 ★無料診断、お見積もりはスミタイまで!! 現場調査、お見積もり、ご相談まで無料です(*'▽') どうぞお気軽にお電話やメールでご連絡くださいませ。 ★ドローン点検サービス お客様の目でもその場で屋根や外壁の状況を確認できます!!

2023.10.18 更新

屋根劣化知識豆知識

屋根修理に火災保険が適用される?条件や申請の流れについて

地域密着の屋根修理・雨漏り修理専門店のスミタイです✨✨ スミタイでは、雨漏り診断士や外装劣化診断士の資格を持ったプロが在籍しております!!   みなさん、屋根修理に火災保険を用いて修理できることはご存知ですか? 今年は、突然のゲリラ豪雨や台風、記録的短時間大雨という異常気象が多く被害をもたらしました。 屋根に被害を受けた場合、火災保険で屋根修理ができるのか気になりますよね。 こちらの記事では、火災保険で屋根修理可能な条件や必要書類、申請の流れをご説明します。   屋根修理で火災保険が使用できるって本当? 結論からお伝えしますと、屋根修理に火災保険を使うことができます。 火災保険の中には「風災」と呼ばれる補償があり、「風災」として火災保険会社に認められれば、それに応じた保険金を受け取ることができます。 しかし、経年劣化で屋根が傷んでいたりする場合は、火災保険が適用できないので、どんな状態が火災保険を適用できるのか詳しく見てみましょう。 火災保険が適用される条件について 条件①屋根の破損原因が自然災害によるものであること 火災保険の原則として、家屋の修理に保険金がおりるのは「原因が風災・雪災・雹災の場合」です。 風災 風災とは、台風や突風、竜巻、暴風などに伴う強い風によって生じる、屋根瓦が吹き飛んだり、飛んできた物で屋根に穴が開いたりするような損害のことです。強風による被害が発生する可能性がある場合には、強風注意報が発表され、さらに重大な災害が発生する恐れがある場合は、暴風警報が発表されます。 雹災 雹災とは、空から降ってくる大粒の氷の塊(=雹)で生じた損害のことです。雹(ひょう)は大きいものでは直径5cm以上に達するものもあるため、窓ガラスが割れたり屋根が壊れたりすることもあります。 雪災 雪災とは、豪雪や雪崩により、雪の重みで家屋が倒壊したり、カーポートが潰れたりするような損害のことです。これに対し、雪が融けて洪水を巻き起こす融雪洪水は雪災に該当せず、水災に含まれます。 条件②屋根修理が必要になってから3年以内であること 火災保険が適用できるのは、被災してから3年以内の補修工事についてのみです。(保険法第95条(消滅時効)) 例えば、「5年前の台風が原因で、最近になって屋根修理が必要になった」といったケースでは、火災保険は適用されません。 なお、自費で既に工事を行っている場合でも、3年以内なら保険金を請求することが可能です。 ※災害の発見でなく『災害の発生日』であることです。保険金支払調査の際、保険会社は気象図や風速などをさかのぼって原因調査をします。 条件③屋根修理の費用が20万円以上であること 火災保険には、免責金額という「この金額以下の補修は保険金支払の対象外」という基準になる金額が設けられています。保険のパンフレットなどによってはでは“自己負担額”と表記されているものもあります。 この免責金額を下回った補修工事においては、火災保険請求はできません。 ※火災保険の免責金額はおおよそ20万円で設定されている商品が一般的です。が、プランにより異なるので必ず加入している保険の証券を確認しましょう 風災・雪災・雹災による被害箇所の事例 台風後・強風後に最も多いお問合せが棟板金絡みです。屋根の最も高い位置にあるため風の影響を受けやすく、被害が出やすい棟板金。剥がれや飛散といった被害が多いのが特徴です。剥がれや飛散は交換することで対応します。 上下で重なりを持たせて敷かれているスレート屋根材ですが、重なり部分に風が入り込み、力が加わることで割れてしまっています。一枚単位での交換が可能です。 雹によりカーポートの屋根が割れてしましました。 ※屋根以外の建物の修理(外壁、雨どい、庇、シャッターなど)もあります。 火災保険が適用できないケースについて  屋根の劣化の原因が経年劣化の場合 屋根の破損が経年劣化によるものである場合、修理費用は火災保険の対象外です。 屋根は常に風雨や紫外線にさらされているので、年数が経つと傷んでくるのは仕方がありません。経年劣化によって屋根材がもろくなり、屋根が破損した場合などは、火災保険の補償範囲外となります。  屋根の劣化の原因が施工不良の場合 施工不良によって屋根が破損した場合も、修理代を火災保険でまかなうことはできません。 火災保険と火災共済の違い 火災保険と似たものに火災共済というものがあります。保険は民間の保険会社に保険料を支払うことで万が一の際の補償を受けられます。一方で共済は特定の組合員によって運営されている団体に掛け金を納めることで万が一の際に補償を受けることができます。  説明だけ聞くとどちらも同じような感じですね。しかし保険は損害に対して必要な補修費用が支払われるのに対し、共済はお見舞いという考え方になりますので被害認定額により5万、20万等一定の価格が出されるものが多いと思います。その分支払い費用は保険と比較しても安めという特徴もあります。 火災保険の申請手続きについて 火災保険のご契約内容をご確認いただき、ご自宅の被害が火災保険の適用範囲内ということがわかりました。さて火災保険を使って屋根工事(もちろん屋根工事以外の対応も可能です)をお願いしたいとなった時にどのように手続きを開始すればよろしいのでしょうか?その手順を確認していきましょう。 STEP1 まずは火災保険会社・保険代理店へ連絡をしましょう 手元に保険証書を置いた上で記載のある保険会社もしくは代理店に連絡を入れましょう。「いつ」「どこに」「どのような被害」が発生したのかわかる範囲で結構ですのでメモした上で落ち着いてお電話するようにしてください。 保険会社にお問い合わせしたあと、保険金請求書、事故状況説明書の書類が送らてきます。 STEP2 屋根修理業者にお問い合わせをして修理の見積り書と被害箇所の写真を依頼しましょう 保険を申請するための資料として「修理見積書」「被害状況のわかる写真」が必要となります。これらはいずれも工事会社にお願いすることができますから、屋根工事会社に連絡し火災保険を使うことを伝えた上で見積もりの依頼をしてください。スミタイでも、火災保険申請で必要な書類、無料点検お見積り書が可能ですのでお気軽にお問い合わせください。 STEP3申請に必要な書類を保険会社へ送付   無料点検時に被害状況の写真を撮影した上で、後日修理のためのお見積りをご持参致します。ご記入いただいた保険金申請書と事故状況説明書と併せて保険会社に郵送してください。 「保険金請求書」「事故状況説明書」「工事の見積書」「被災箇所の写真」 STEP4 保険申請の承認 申請から約2週間程度の時間を経て、承認・確定された内容について保険会社よりお客様宛に連絡があります。 ※請内容が事実であるかどうかを確かめるために保険鑑定人が訪問することがあります。これは、火災保険詐欺を防ぐためです。申請内容とご自宅の状況に異なる点がないかなどを確認し、保険金の支給可否や金額を最終決定します。 審査で問題がなかった場合には、保険金が支払われます。 STEP5 工事の打合せ 工事内容、工事日程、工期など詳細な打ち合わせを行った上でご契約をいただき着工となります。 よくある火災保険に関する質問 Q1 火災保険を使用すると翌年より保険料は上がってしまいますか? A1 万が一のための保険とは言え、やはり毎月の保険料は誰にとっても負担であることは間違いありませんよね。しかしどうかご安心ください。火災保険は自動車保険などと違い、火災保険を使用しても以降の保険料が上がったりはしません。 Q2 火災保険がおりたら必ず工事をしないといけませんか? ご契約内容にもよりますが、実は保険金がおりたからと言って必ず工事をしなくてはならないというわけではないのです。つまり自由に使っても問題ないということでもあります。ですが、屋根が剥がれてしまっている、屋根材が割れているなど屋根に関する不具合は雨漏りを多発させ被害が大きくなってしまいます。どうせ足場を仮設して工事をするのであれば数年後に必要な葺き替えやカバー工法といったリフォームをいっそのことやってしまいたいというお客様もいらっしゃいます。 まとめ 保険はあくまでも「被った自然災害に対する原状回復」のために皆さんが保険会社と契約しているものなのです。正しい知識と正しい解釈、正しい使い方を理解した上で申請を行い、被害を認めてもらい、保険金が下りたらお住まいにとって正しい使い方をしていただきたいと思います。   ★無料診断、お見積もりはスミタイまで!! 現場調査、お見積もり、ご相談まで無料です(*'▽') どうぞお気軽にお電話やメールでご連絡くださいませ。 ★ドローン点検サービス お客様の目でもその場で屋根や外壁の状況を確認できます!!

2023.09.29 更新

火災保険について豆知識

ベランダ修理はどこに頼む??

地域密着の屋根修理・雨漏り修理専門店のスミタイです✨✨ スミタイでは、雨漏り診断士や外装劣化診断士の資格を持ったプロが在籍しております!!   みなさん、こんにちは!! 屋根修理・防災・雨漏り修理専門店のスミタイの直井です。 ベランダ床に施された防水塗装は、経年により劣化し剥がれてしまうなど補修や塗り直しが必要になります。放置しておくと最悪の場合雨漏りの原因となる事が多くあります。 でもベランダ修理はどの業者にお問い合わせしたらいいのか?また、ベランダ修理が必要な症状についてお話をさせていただきます。 ベランダ修理や防水工事ができる業者はどこ? ベランダとは、家屋の外側に張り出した屋根付きのスペースです。ベランダの床部分には防水処理がされ、家屋内へ水が浸入するのを防いでいます。 ベランダのトラブルの多くは防水部分の劣化によるものです。ベランダは屋根があっても紫外線や風雨にさらされる部分のため、気づかないうちに劣化していることもあるでしょう。 ベランダの不具合を見つけたときに、防水工事を依頼できるのは次のような会社です。 1.防水専門会社 マンションや一軒家の、屋根や外壁の防水工事を請け負う会社です。防水や雨漏りへの知識も豊富なため、防水をしっかりしておきたい場合におすすめです。 2.ハウスメーカー を建てたハウスメーカーに依頼できます。家の構造や素材に詳しいため、安心して防水工事も依頼できるのがメリットです。 ハウスメーカーでは、施工は下請けの塗装会社や防水会社に依頼することが多くあります。そのため、費用が高くなりがちです。 3.屋根や外壁の専門店 家の外壁などの塗装を専門とする会社のため、塗装について専門の知識が豊富です。 ベランダ以外の外壁の塗り直しも考えている場合、別々に依頼するより費用も手間を減らせるメリットもあります。 ベランダ床の防水はどんな構造なのか? ベランダやバルコニーの床の防水構造を簡単にお伝えすると、床面(下地)、素地調整、防水層、トップコートの主に4種類から作られています。 防水の役割で重要なのは、防水層とトップコートですが、防水層には、 FRP防水 ウレタン防水 シート防水 アスファルト防水 と4種類の素材があります。 ただ、アスファルトに繊維を混ぜたアスファルト防水は屋上向けであるため、ベランダに使われることはまずありません。 ベランダ修理が必要な症状 ベランダがどのような状態になると修理が必要になるのでしょうか。ここでは、ベランダの修理が必要な症状を紹介します。 基本的に、家が建ってから8年〜10年で一度外壁塗装が必要とされるケースが多く、築15年が経過している家となると、劣化状況も進んでいると考えられるでしょう。 1.床面の色あせ ベランダ床の色あせは、トップコートが劣化してきているサインです。家屋への危険性は低い状態ですが、ヒビや割れになる前に、トップコートの塗り直しを検討しましょう。 2.床面の劣化 ベランダの床面に、ヒビや剥がれ、浮きがある場合は早めの修理が必要です。その部分から水が浸入し、雨漏りやベランダ内部が腐食する原因となってしまいます。 3.サビが出ている 鉄骨ベランダやてすりなどの金属部分にサビがある場合も、修理が必要です。サビは進行すると金属部分を腐食し、放置すると崩れ落ちてしまうリスクがあります。 4.雨漏りしている 家屋内で雨漏りがある場合は、屋根だけでなくベランダの状態も確認しましょう。ベランダ防水が劣化している部分から、雨水が浸入している可能性もあります。 5.雑草が生えている 風で飛んできた雑草の種子が、ベランダ床で育ってしまうことがあります。雑草が根を張っている場合、防水層に達してしまっている可能性が高いため、早めにプロに相談して修理しましょう。 まとめ スミタイでは、屋根も外壁も専門、防水工事も専門としている外装専門店ですので、ベランダ修理や雨漏りで悩んでいる方などまずはご相談くださいませ。 ★無料診断、お見積もりはスミタイまで!! 現場調査、お見積もり、ご相談まで無料です(*'▽') どうぞお気軽にお電話やメールでご連絡くださいませ。 ★ドローン点検サービス お客様の目でもその場で屋根や外壁の状況を確認できます!!

2023.09.28 更新

豆知識

屋根カバー工法の耐用年数

屋根カバー工法の耐用年数は?長持ちさせるためのポイント

地域密着の屋根修理・雨漏り修理専門店のスミタイです✨✨ スミタイでは、雨漏り診断士や外装劣化診断士の資格を持ったプロが在籍しております!!   みなさん、こんにちは!! 屋根修理・防災・雨漏り修理専門店のスミタイの大吉です。 屋根リフォームで屋根カバー工法を検討している中で、「屋根カバー工法の耐用年数はどのくらい?」「屋根カバーにしたら長持ちする?」 と考える方が多いのではないでしょうか? 本日は、屋根カバー工法の耐用年数や屋根の耐用年数を最大限に延ばすポイントをお伝えさせていただきます。 屋根カバー工法とは 屋根カバー工法は、既存の屋根に新しい屋根材を重ねて施工する方法のことを指します。古い屋根が劣化している、または見た目を改善したい場合などに、新しい屋根材を取り付けることで、屋根の耐久性や防水性を向上させる手法です。屋根カバー工法は、「重ね葺き工事」と呼ぶこともあります。 従来の屋根リフォームでは、古い屋根材を撤去してから新しい屋根材を取り付けることが一般的でしたが、屋根カバー工法では、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねるため、撤去工程を省略することができます。このため、工期が短くなり、工事費用も抑えられる利点があります。 金属製の屋根を被せるとなると、「屋根が重くなってしまうのでは?」と気になる方もいらっしゃいますが、軽量かつ耐久性の高い屋根材が開発されていますので、それほど心配する必要はありません。ただし、腐食や劣化などが進んでいる屋根には利用できない可能性があります。 屋根カバー工法は、瓦屋根や古い劣化が激しいトタン屋根にはできません。 屋根カバー方法の耐用年数について 屋根カバー工法で施工した屋根の耐用年数はおよそ20~30年です。 しかし、実際の耐用年数は使用する屋根材・メーカーにより変動します。メンテナンスの頻度にも影響されやすいため、日常的にこまめなメンテナンスをおこない、異常や破損があれば都度直していくのが理想です。 屋根カバー工法の耐用年数は選ぶ屋根材とメンテナンスよって変わります   カバー工法の耐用年数は、使用する屋根材とメンテナンスによって変わります。 カバー工法で使われる屋根材は大きく3つです。 ガルバリウム鋼板 ジンカリウム鋼板 エスジーエル鋼板 アスファルトシングル ガルバリウム鋼板 『ガルバリウム鋼板』とは、アルミニウム55.0%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%でメッキされている鋼板のことで、耐久性に優れているために屋根カバー工法で一般的に活用されています。 ガルバリウム鋼板屋根の耐用年数は、およそ20年から30年程度とされています。ただしこれはあくまで平均的な耐用年数となりますので、メンテナンスの頻度や方法によって耐用年数は短くもなり、長くもなります。 ガルバリウム鋼板の場合、屋根塗装のタイミングは10年~15年ごとが目安とされています。ただし、こちらはあくまで目安となりますので屋根塗装が必要かどうかは、屋根表面の状態を確認することが大切です。 ジンカリウム鋼板 ジンカリウム鋼板とは、アルミ55.0%・亜鉛43.5%・シリコン1.5%でメッキされた鋼板のことをいいます。これに対し、ガルバリウム鋼板は、アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%でメッキされた鋼板です。亜鉛とシリコンの配合比がたった0.1%しか違わないのです。同様の素材であっても名称が異なるのはなぜか。実は商標登録している会社によって異なるのです。また、基材となるガルバリウム鋼板やジンカリウム鋼板の表面に石粒をコーティングした屋根のことを「ストーンチップ鋼板」「石粒付き鋼板」「自然石粒付き鋼板」「自然石粒付き化粧鋼板」などと呼ばれているケースもあります。 ・耐用年数が30年以上石粒でコーティングしたジンカリウム鋼板屋根は傷がつきにくく、紫外線や錆にも強いのが特徴で、平均的な耐用年数は30年~50年近く持つといわれています。ほかの屋根材に比べても圧倒的に耐用年数が長いことが特徴です。また、そのためメーカーが30年間保証を付けている製品もあります。 ・塗装によるメンテナンス不要コーティングされている石粒は高温で焼かれて、釉薬瓦と同じようにガラス質に変化した表面であるため、ほとんど色あせることはなく、塗装によるメンテナンスが不要となります。 ・断熱効果が高い金属屋根は熱を伝えやすいといったデメリットを持っていますが、自然石粒付き鋼板屋根材は石粒がコーティングされているため、熱が伝わりにくく、断熱性に優れています。 SGL鋼板 エスジーエル鋼板 エスギーエル鋼板とは、ガルバリウム鋼板を改良させたメッキ鋼板です。 ガルバリウム鋼板よりも耐久性に優れた素材と認識してください。 SGLはメッキ組織を改良することで、ガルバリウムを上回る高耐久性を実現しました。 「亜鉛+アルミニウム+シリコン」で構成されていたガルバリウムに対し、「SGL鋼板は亜鉛+アルミニウム+シリコン+マグネシウム」という素材で構成されています。 マグネシウムはアルミ・亜鉛メッキと共存することで繊密な亜鉛系酸化物質が生成・安定化されます。これらは水に溶出され辛い為、屋根材に対する高い保護効果が期待できるのです。 SGL鋼板ぼ耐用年数は、30~40年(両方とも使用環境によって大きく異なります) ガルバリウム鋼板の場合、屋根塗装のタイミングは10年~15年ごとが目安とされています。 アスファルトシングル アスファルトシングルはガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付け接着してある屋根材です。 シート状で扱いやすく、複雑な屋根形状にも施工することができます。 石粒の色によってさまざまなカラーバリエーションがあり、洋風な家だけでなく落ち着きのある和風の家にもマッチします。 アスファルトシングルの耐用年数は、20~30年が目安と言われています。 屋根カバー工法の耐用年数が長くおすすめの屋根材やメーカーは? ニチハ「横暖ルーフαプレミアムS」 ニチハ「横暖ルーフαプレミアムS」は、断熱性が高いことで有名です。冷暖房の効率を上げやすく、電気代を抑えて快適な暮らしができるでしょう。 製品保証 変色20年・色あせ20年・赤錆20年・穴あき25年 アイジー工業「スーパーガルテクト」 アイジー工業「スーパーガルテクト」は、デザイン性が高く、機能以外も重視したい人に向いています。特殊なちぢみ加工が施されているため、形やスタイルを自由に選びやすくなるでしょう。 製品保証 塗膜15年・赤錆20年・穴あき25年 まとめ 以上、屋根のカバー工法における耐用年数の目安と長持ちさせるポイントをご紹介しました。 屋根カバー工法をする前に、まずはおよその耐用年数を知っておくことが肝心です。 軽量の金属屋根が増えた現在、カバー工法は人気のリフォーム方法です。工期が短く費用も抑えられるので、費用を抑えたい方にはカバー工法をおすすめします。 ★無料診断、お見積もりはスミタイまで!! 現場調査、お見積もり、ご相談まで無料です(*'▽') どうぞお気軽にお電話やメールでご連絡くださいませ。 ★ドローン点検サービス お客様の目でもその場で屋根や外壁の状況を確認できます!!

2023.08.02 更新

屋根劣化知識豆知識

家を雨漏りから守るルーフィングシート!!耐用年数や種類について|栃木県宇都宮市 屋根リフォーム・雨漏り修理をするならスミタイへ

地域密着の屋根修理・雨漏り修理専門店のスミタイです✨✨ スミタイでは、雨漏り診断士や外装劣化診断士の資格を持ったプロが在籍しております!!   みなさん、こんにちは!! 屋根修理・防災・雨漏り修理専門店のスミタイの萩嶌です。   今日は、住宅の屋根から雨漏りを防ぐための重要なルーフィングシートについてお話をさせていただきます!! ルーフィングシートとは? ルーフィングシートとは、屋根を構成する部分のひとつで、下地木材(野地板)の上に直接張りつける防水機能をもったシートのことです。「下葺き材」「アスファルトルーフィング」などのほか、単に「ルーフィング」と呼ばれることもあります。 ルーフィングシートは、瓦・スレート・ガルバリウム鋼板などの屋根材の種類を関わらず、屋根ならば必ず使われている素材です。屋根材の間から侵入してくる雨水を、下地に染み込まないように守る役割を果たしています。 実は屋根材は、パーツ同士のすき間から雨水がある程度内部に入り込む構造になっています。内部に入った雨水を、下地の木材に触れさせずに外に排出するため、ルーフィングシートが必要になってきます。 雨漏りの原因はルーフィングの破れであることが多く、このことから屋根で一番大切なのはルーフィングシートなのです。 ルーフィングシートの重要性 屋根葺き替え、屋根カバーの際に、どの屋根材を選ぼうかと屋根材ばかりに目が行きがちですが実は、ルーフィングも雨をしのぐ大切な要素の一つです。 いくら長持ちする屋根材を使用しても屋根材だけでは雨水はしのげません。 屋根は1次防水の屋根材と2次防水のルーフィングによって雨水が侵入するのを防いでいます。 仮に1次防水のスレートや瓦が割れていたとしても2次防水のルーフィングがあることで雨水が中に浸入するのを防いでくれています。しかしこのルーフィングも永久的に持つわけではなく、耐久年数もさまざまです。 せっかく長持ちさせるために良い屋根材を使って屋根葺き替えやカバーをしてもルーフィングが長持ちしないものを選んでしまっては意味がありません。 ルーフィングのシートの種類とは? ルーフィングシートは、性能や原材料によって種類が以下の6つに分けられます。 1.アスファルトルーフィング 一般家庭で最も使用頻度が高いものは、「アスファルトルーフィング940」という商品になります。 アスファルトルーフィング940は、耐用年数は約10年ほどです。 2.改質アスファルトルーフィング 改質アスファルトルーフィングとは、ルーフィングのアスファルト層を改良させたルーフィングのことです。アスファルトルーフィングの約2倍の耐用年数があります。耐用年数は商品によって大きく異なりますが、おおむね20年ほどと言われています。 3.透湿防水ルーフィング 透湿防水ルーフィングは、湿気を逃がす性能を持ったルーフィングシートです。湿気を逃しやすくすることで、住宅内部の傷みを進行しにくくする効果があります。 4.粘着式ルーフィング 粘着式ルーフィングとは、ルーフィングの裏側がシールになったルーフィングのことです。釘やタッカーを用いずに貼ることができるので、屋根や屋根の下地(野地板)を痛めずに貼ることができます。 5.高分子系ルーフィング 合成ゴムや合成樹脂を主成分にしたルーフィングです。アスファルトを使っていないので、軽量であることが特徴です。 6.不織布ルーフィング 不織布で製造されたルーフィングです。耐用年数が約30年と長めです。 人気の高耐久なルーフィングをご紹介 ①田島ルーフィングのPカラーEX+(ステープル留め) 汎用性の高いもので性能とコストのバランスの取れたルーフィングです。 ②田島ルーフィングのニューライナールーフィング(ステープル留め) 改質アスファルトルーフィングの先駆けとなった商品で防水性・耐久性ともに高品質なルーフィングです。 ③田島ルーフィングのマスタールーフィング(ステープル留め) マスタールーフィングは田島ルーフィングが取り扱う最高品質のルーフィングです。何と耐用年数が60年 人気の高耐久なルーフィングをいくつかご紹介します。 ④田島ルーフィングのタディスセルフカバー(粘着式) ッカーを使用せずに貼っていくため屋根や野地板に穴をあけずに施工が可能です。合成繊維不織布のため既存スレートの上に敷いても破れにくいルーフィングです。 ルーフィングの固定方法はステープル留めと粘着式があり、ノンアスベスト(パミールやコロニアルNEOなど)の屋根材の上にカバーする場合はタッカー留めでは屋根が割れてしまうため粘着式のルーフィングを使用します。 まとめ ルーフィングは、雨をしのぐ最後の砦です。屋根の中で最も大事と言っても過言ではありません。 御幸ヶ原店ショールームには各種ルーフィングのサンプルの展示がございます。ご来店いただいた際にはぜひ手に取ってご確認ください。     スミタイでは、屋根工事・修理・雨漏り修理専門店です!! 雨漏りが悪化する前に、あれ?と思ったらすぐにまずは雨漏り診断無料ですのでお問い合わせくださいませ!! ★無料診断、お見積もりはスミタイまで!! 現場調査、お見積もり、ご相談まで無料です(*'▽') どうぞお気軽にお電話やメールでご連絡くださいませ。 ★ドローン点検サービス お客様の目でもその場で屋根や外壁の状況を確認できます!!

2023.07.21 更新

屋根劣化知識豆知識雨漏りについて

代表からのメッセージ

代表取締役社長千葉 猛

安心した自社一貫管理体制のもとで本物の外装工事を お客様にご提供します

はじめまして、外壁屋根の外装専門店「株式会社 住泰」代表の千葉 猛と申します。

屋根リフォームや板金は技術で決まる。この一点を思いながら屋根リフォーム業を手掛けてきました。
お客様の本当の満足は何なのか?を考えると。屋根に葺き替えや板金工事を通していかに家をいかに長持ちさせるかだと考えています。
板金工事と葺き替え工事は作り手の職人さんによって品質は変わります。ですから、弊社では徹底的に自社管理施工と品質にこだわり本物の屋根リフォームにお客様にご提供したいと考えています。


そして近年では「塗装・屋根工事専門店」などと謳う会社が増えておりますが、塗装は専門であっても屋根工事は専門でない場合がほとんどですので注意が必要です。
商品・診断方法・施工方法などの知識がなく、経験不足のまま工事を進める会社が本当に多いため、業界の課題であると感じております。
また、リフォーム市場が大きくなるに比例して工事業者も増えたため、仕事欲しさに安売りをする業者が増えました。
そのような金額重視の営業をする業者は、利益を残すために手抜きをする可能性が非常に高いため注意が必要です。
安いものには安いなりの理由が必ずありますので、これも業界の課題であると言えます。

住泰は塗装・板金・瓦・防水工事など、お家の「外装に特化した専門店」です。
皆さまの大切なお家を守るために、最適な外装工事をご提案させていただきます。
本物の外装工事をご提供させていただきますので、是非一度ご相談ください。

屋根専門ショールームでお待ちしています!

屋根工事・屋根塗装・屋根リフォーム対応エリア

  • 栃木県全域対応!お気軽にお問い合わせ下さい!

    宇都宮市、下野市、河内郡、鹿沼市、日光市、さくら市、上都賀郡、塩谷郡、大田原市、矢板市、那須塩原市、那須烏山市、那須郡、小山市、真岡市、芳賀郡、下都賀郡、足利市、栃木市、佐野市