屋根カバー工法の耐用年数は?長持ちさせるためのポイント
地域密着の屋根修理・雨漏り修理専門店のスミタイです✨✨ スミタイでは、雨漏り診断士や外装劣化診断士の資格を持ったプロが在籍しております!! みなさん、こんにちは!! 屋根修理・防災・雨漏り修理専門店のスミタイの大吉です。 屋根リフォームで屋根カバー工法を検討している中で、「屋根カバー工法の耐用年数はどのくらい?」「屋根カバーにしたら長持ちする?」 と考える方が多いのではないでしょうか? 本日は、屋根カバー工法の耐用年数や屋根の耐用年数を最大限に延ばすポイントをお伝えさせていただきます。 屋根カバー工法とは 屋根カバー工法は、既存の屋根に新しい屋根材を重ねて施工する方法のことを指します。古い屋根が劣化している、または見た目を改善したい場合などに、新しい屋根材を取り付けることで、屋根の耐久性や防水性を向上させる手法です。屋根カバー工法は、「重ね葺き工事」と呼ぶこともあります。 従来の屋根リフォームでは、古い屋根材を撤去してから新しい屋根材を取り付けることが一般的でしたが、屋根カバー工法では、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねるため、撤去工程を省略することができます。このため、工期が短くなり、工事費用も抑えられる利点があります。 金属製の屋根を被せるとなると、「屋根が重くなってしまうのでは?」と気になる方もいらっしゃいますが、軽量かつ耐久性の高い屋根材が開発されていますので、それほど心配する必要はありません。ただし、腐食や劣化などが進んでいる屋根には利用できない可能性があります。 屋根カバー工法は、瓦屋根や古い劣化が激しいトタン屋根にはできません。 屋根カバー方法の耐用年数について 屋根カバー工法で施工した屋根の耐用年数はおよそ20~30年です。 しかし、実際の耐用年数は使用する屋根材・メーカーにより変動します。メンテナンスの頻度にも影響されやすいため、日常的にこまめなメンテナンスをおこない、異常や破損があれば都度直していくのが理想です。 屋根カバー工法の耐用年数は選ぶ屋根材とメンテナンスよって変わります カバー工法の耐用年数は、使用する屋根材とメンテナンスによって変わります。 カバー工法で使われる屋根材は大きく3つです。 ガルバリウム鋼板 ジンカリウム鋼板 エスジーエル鋼板 アスファルトシングル ガルバリウム鋼板 『ガルバリウム鋼板』とは、アルミニウム55.0%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%でメッキされている鋼板のことで、耐久性に優れているために屋根カバー工法で一般的に活用されています。 ガルバリウム鋼板屋根の耐用年数は、およそ20年から30年程度とされています。ただしこれはあくまで平均的な耐用年数となりますので、メンテナンスの頻度や方法によって耐用年数は短くもなり、長くもなります。 ガルバリウム鋼板の場合、屋根塗装のタイミングは10年~15年ごとが目安とされています。ただし、こちらはあくまで目安となりますので屋根塗装が必要かどうかは、屋根表面の状態を確認することが大切です。 ジンカリウム鋼板 ジンカリウム鋼板とは、アルミ55.0%・亜鉛43.5%・シリコン1.5%でメッキされた鋼板のことをいいます。これに対し、ガルバリウム鋼板は、アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%でメッキされた鋼板です。亜鉛とシリコンの配合比がたった0.1%しか違わないのです。同様の素材であっても名称が異なるのはなぜか。実は商標登録している会社によって異なるのです。また、基材となるガルバリウム鋼板やジンカリウム鋼板の表面に石粒をコーティングした屋根のことを「ストーンチップ鋼板」「石粒付き鋼板」「自然石粒付き鋼板」「自然石粒付き化粧鋼板」などと呼ばれているケースもあります。 ・耐用年数が30年以上石粒でコーティングしたジンカリウム鋼板屋根は傷がつきにくく、紫外線や錆にも強いのが特徴で、平均的な耐用年数は30年~50年近く持つといわれています。ほかの屋根材に比べても圧倒的に耐用年数が長いことが特徴です。また、そのためメーカーが30年間保証を付けている製品もあります。 ・塗装によるメンテナンス不要コーティングされている石粒は高温で焼かれて、釉薬瓦と同じようにガラス質に変化した表面であるため、ほとんど色あせることはなく、塗装によるメンテナンスが不要となります。 ・断熱効果が高い金属屋根は熱を伝えやすいといったデメリットを持っていますが、自然石粒付き鋼板屋根材は石粒がコーティングされているため、熱が伝わりにくく、断熱性に優れています。 SGL鋼板 エスジーエル鋼板 エスギーエル鋼板とは、ガルバリウム鋼板を改良させたメッキ鋼板です。 ガルバリウム鋼板よりも耐久性に優れた素材と認識してください。 SGLはメッキ組織を改良することで、ガルバリウムを上回る高耐久性を実現しました。 「亜鉛+アルミニウム+シリコン」で構成されていたガルバリウムに対し、「SGL鋼板は亜鉛+アルミニウム+シリコン+マグネシウム」という素材で構成されています。 マグネシウムはアルミ・亜鉛メッキと共存することで繊密な亜鉛系酸化物質が生成・安定化されます。これらは水に溶出され辛い為、屋根材に対する高い保護効果が期待できるのです。 SGL鋼板ぼ耐用年数は、30~40年(両方とも使用環境によって大きく異なります) ガルバリウム鋼板の場合、屋根塗装のタイミングは10年~15年ごとが目安とされています。 アスファルトシングル アスファルトシングルはガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付け接着してある屋根材です。 シート状で扱いやすく、複雑な屋根形状にも施工することができます。 石粒の色によってさまざまなカラーバリエーションがあり、洋風な家だけでなく落ち着きのある和風の家にもマッチします。 アスファルトシングルの耐用年数は、20~30年が目安と言われています。 屋根カバー工法の耐用年数が長くおすすめの屋根材やメーカーは? ニチハ「横暖ルーフαプレミアムS」 ニチハ「横暖ルーフαプレミアムS」は、断熱性が高いことで有名です。冷暖房の効率を上げやすく、電気代を抑えて快適な暮らしができるでしょう。 製品保証 変色20年・色あせ20年・赤錆20年・穴あき25年 アイジー工業「スーパーガルテクト」 アイジー工業「スーパーガルテクト」は、デザイン性が高く、機能以外も重視したい人に向いています。特殊なちぢみ加工が施されているため、形やスタイルを自由に選びやすくなるでしょう。 製品保証 塗膜15年・赤錆20年・穴あき25年 まとめ 以上、屋根のカバー工法における耐用年数の目安と長持ちさせるポイントをご紹介しました。 屋根カバー工法をする前に、まずはおよその耐用年数を知っておくことが肝心です。 軽量の金属屋根が増えた現在、カバー工法は人気のリフォーム方法です。工期が短く費用も抑えられるので、費用を抑えたい方にはカバー工法をおすすめします。 ★無料診断、お見積もりはスミタイまで!! 現場調査、お見積もり、ご相談まで無料です(*'▽') どうぞお気軽にお電話やメールでご連絡くださいませ。 ★ドローン点検サービス お客様の目でもその場で屋根や外壁の状況を確認できます!!
2023.08.02 更新